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2008年5月19日月曜日

FROM ROCK&RAP CONFIDENTIAL

Dave Marshが編集しているニューズレターRock&Rap Confidentialから
1993年12月(111号)のGANGSTA RAP LOVES YOU・・・を要約しさせていただきます。


 
1993年11月にロサンゼルスの自称コミュニティー・リーダー達がラジオ局KPWR-FMに、
「Nワード、Bワード、Hワードの入った歌を放送禁止にしないと、スポンサーに不買運動するぞ」
と脅迫。するとKPWR局は妥協してこれらの3語を消して放送することにした。

同週、ニューヨークのラジオ局WBLSはこんなアナウンスメントを出した。
「バイオレンスやオンナ嫌い、卑俗を奨励するような歌はもう放送しないことにしました。」
ワシントンD.C.のWPGC曲も同様にピー音と禁止でそれらの曲に対応することを決定。
BETも「バイオレント」なラップビデオの放送禁止を辞さないとし、WCKZ局はギャングスタラップの放送時間を深夜に移動。

1993年12月、クリントン大統領は毎週放送しているラジオ談義の中で
「ラジオ局が、『暴力』に対し、『価値観』で戦うという義務を果たそうとしていることは、めでたいことだ」
と話した。

一方WCKZ局の編成局長ティム・パターソンはUSA Todayの中で
「我が局でリクエストが一番多いスヌープの曲に関して、部分的に逆回しで放送しているが、
みんなその部分で何て言っているかわかってるさ。」と語った。

(一部略!)

ギャングスタラップのリリックでの主張は、世間に見捨てられた若者への抱擁でもあるのだ。
アイス・キューブが12月6日にサウス・セントラルLAのLocke高校へ訪問したとき、
「学業成績が優れている人」は体育館でアイス・キューブの話を聞いてよい、
と学校長は生徒に説明した。

体育館での講演でIce Cubeは
「外にいるヤツらに話すために来た。今日学校をサボってるやつらのために話をしに来た」
とマイクを握った。

こうした考え方が値にあるギャングスタラップはアメリカで最も重要な「団結の声」に進化したのである。

団結はまずラッパー同士から互いへのリスペクトを示し上げていくことで始まる。
(このことは2PacのRepresentin'という曲では、少なくとも100人以上のアーティストにシャウトアウトしている。)

そして黒人ギャング同士の平和協定(Scarfaceの"Now I Feel Ya"もしくはスヌープのライナーズノートを参照のこと)。
世代間の団結(アイス・キューブの"Lil Ass Gee"を参照)

刑務所内と外との団結( Gangsta Leanを参照)
さらに団結のメッセージはラティーノも共鳴することになる(Cypress Hill, the Funky Aztecs, Spanish People in Control, LA's Brotherhood From Another Hood これは日系アメリカ人Kevin Nakano氏がプロデュースしている)

白人に関してはギャングスタラップでは警察やKKKとしてディスされがちだが、
白人も、警察や賃貸でトラブってるんだとギャングスタラップに共鳴していくようになる。
作家Luis Rodriguezは「ギャングスタラップはLAの反逆者の道を追ってるんだ。黒人がスタートさせて、次にラティーノが入って、終わる前に白人もストリートに出たってことだ。」

セクシズムが明白なギャングスタラップだが、女性のために立ち上がることで性別間の団結も促している。別れ別れになりがちな同じ母親への愛はDBG'Z "Bang Bang Boogieで感傷的に示されている。
またラッパー達がLAの反抗者を擁護するということは、同時に女性を擁護していることでもある。
ストリートで我が子のために食糧やおむつを盗む女性の擁護者であるということだ。(逮捕される12パーセントは女性なのである)

そしてLatasha Harlinsという若い女性が殺され、誰も罰せられていないままであるということを覚えているのはギャングスタラッパー達だけだ。 (2Pacの "Something 2 Die 4"を参照のこと)

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ということで途中ですが、訳すだけでもセンシティブな容がいっぱいなので
タイプする私もいっぱいいっぱいの気分です。

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