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2007年4月12日木曜日

ラジオ番組での発言、波紋を呼ぶ(2)

アイムスがアル・シャープトン師に謝罪をするなど、テレビニュースでも引き続き騒がれています。

解雇を求める声が強まる中、Youtubeではドン・アイムス氏の発言に対し、様々なリスポンスが出ています。各ブログやニュースでもアイムス氏の発言だけでなく、彼の言った"Ho(売春婦)"という単語についても議論が高まっており、とくにこの語を常用するラップ音楽やヒップホップが悪の温床だとしているケースもみられます。

「Ho」という単語はヒップホップ以前に「whore」として使用されてきましたが、一昔前のシーンをたどってもこの言葉を使ってきた形跡があるのは確か。

Ice-T "Always Wanted To Be A Ho" 
(前からHoになりたかったのぉ♥)
・・・・いやいやいや、金ヅルになっちゃだめでしょ。。。
女としては、観るに耐えません。私もう、一銭も貸しません!(苦笑)


そして数年前のこちらといい、「Ho」を使ってもOKでしょという意識は続いています。

Eamon " I Love 'em Hoes" (Ho最高っ!)
「たぶんもう会うことないけど、とりあえずありがとねー。
 Ho最高×③ Hoマジ最高~っ♪」
・・・こんなに快音で明るく軽~く感謝されればオッケーかな、(笑)いやいや。でも、エンターテイメントとしては面白い曲です♪


しかし昨年議論を呼んだNワードと同様、どの起源で始まり、なにがそれを使い続けさせてきたか、はヒップホップコミュニティー内でも意見がわかれています。学術系のBlack Prof(www.blackprof.com)では 法学教授のPaul Butler氏が「ある程度ヒップホップは責められてもおかしくない」とワシントンポスト紙の論説を参照して書いています。一方で、個人ブログなどではこの関連性について「勘弁してくれよ」というリアクションも少なくありません。さらには、ヒップホップの流行によって誤って言葉を使用し、職を辞さなくてはならない白人至上主義者たちに増えているのは皮肉だ、という面白い分析も。




下のビデオを投稿した19歳の少年は「むしろアイムスを解雇すべきではない」としています。

「ラップ音楽を流すラジオをつければ、日常茶飯事にこんな単語は聞こえてくる。
なんで黒人男子が黒人女子に言ったときはOKなのに白人が言ったらNGなの?全面的に社会的に許すべきじゃない、とするならともかく。いっそのこと、もっと言葉の使用について見直すべきだ」



言葉の使用については今回のHワード(ho)のみならず昨年議論を呼んだNワードの使用についても同様です。しかし一方で、現在の音楽シーンにその責任を転嫁されても・・・・と考える人もいるようです。その親世代(70年代、80年代)にこれらの言葉の使用を妨げることなく利用してきた時代背景も忘れるわけにはいかないのです。

私はアメリカ音楽の中の、Hワードの使用や女性に対する軽蔑表現よりも、日本の電車の中の成人向け宙吊り広告の方がよっぽど我慢なりません!

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